世界の仏教の「お守り」とその文化!

夏休みです。
みなさま、どこかにお出かけになっていますか?

ほと子は暑さにやられてすっかり出不精な日々を過ごしています。
でもそんな中、次はどこに行こうかと思い巡らして、ピン!ときたのが

御守りを買いに、
世界のどこかに行きたい!でした。

世界中には、幸運を引き寄せるドリームキャッチャーや、ガネーシャなどの絵画や像など幸運を祈る御守り・ラッキーチャームがあります。
今回は、そんな世界の御守りを仏教にちなんだものだけ集めて調べてみました。

そもそも御守りとは

    

仏教における御守りとは、身につけることで幸運や健康、安全などを祈願するものであり、古くから日本だけでなく世界中で親しまれているものです。

まず、仏教の御守りの代表的なものとして、日本ではお札や熊手、そして巾着型のお守りなどがあります。

お札は神社仏閣などで配布される紙片で、家や車などに貼り付けることで厄除けや開運を祈願します。
熊手は、酉の市で購入できる、商売繁盛の御守り。年々大きなものに買い替えていくことで、商売が大きくなっていくことを祈願する縁起物です。

そしてお守りは、交通安全や学業成就、また縁結びなどたくさんのお願い事がこめられている、あの巾着の形のもの。

その中には何が入っているか、ご存知ですか?
中に入っているのは、紙や木、金属でできた御神璽(ごしんじ)という神の宿るお札です。お札は、神社の神職が祈祷することで神の力が込められており、この祈祷のことを御霊入れ(みたまいれ)といいます。

また、お守りの袋の口を閉じる紐がありますよね。この紐には「神の力が逃げないように」という意味が込められています。昔からお守りの中身を開けてはいけないといわれていたのは、神さまほとけさまが逃げてしまうためなのです。

過去に、こんな記事もあります。
日本の御守りについてもっと知りたくなったら、覗いてみてください。

初詣でゲットしたい!寺院のお守り、お札ベスト5

タイの御守り「プラクルアン」

タイでは、仏教のお守りとして、「プラクルアン」というお守りが有名です。

「プラクルアン」は、ブッダや僧の姿をかたどった小さい頃仏像の護符で、素材は主に粘土を焼いたものですが、薬草を混ぜたものや高僧の髪の毛を混ぜて固めたものなどもあるそうです。
大切な人の骨や歯などを入れるといった逸話もあるそうですが、それはタイに伝わる文化、精霊信仰がもたらしたものでしょう。

「プラクルアン」の使い方としては、首から下げるなどして身につけることで、健康や幸運、厄除けなどを祈願します。

日本では、お守りは授かるもの、そして翌年に返納しまた新しいものを授かるとされていますが、
タイでは寺院からお借りするもの、もしくは人から貰うものとされており、さらに基本的には返すことはしない御守りです。
一生御利益が続くといわれていて、国内にはたくさんのコレクターもいるそうですよ。

そのお値段にも、付加価値が乗せられて数百円の偽物から、数億円のものまであるとか。
タイ人の信仰心はとても厚くて、街中でも至る所でお祈りをしている姿を見かけますが、「プラクルアン」に対して私たちには計り知れないほどの大切な思いがあるのではないかと思います。

インドネシアの御守り「ルドラクシャ」

インドネシアでは、身を守るお守りとして、スピリチュアルストーンが有名です。スピリチュアルストーンは、仏陀や神聖な存在と繋がるとされ、身につけることで幸運や健康、人間関係の改善などを祈願します。

しかし、もっと神聖な神秘的な御守りが、バリ島の「ルドラクシャ」です。

「ルドラクシャ」とは、ヒンドゥー教の3大神の一人、シヴァ神の涙と呼ばれています。
そして、そのシヴァ神はヨガの主宰神。

その歴史は古く、ヒンドゥー教や仏教では、修行僧・ヨガの修行者は必ず身につけていました。
現在でも、ヨガで瞑想をする際に「ルドラクシャ」を身につけると、より深い瞑想へ導いてくれるといわれています。
ですので、バリの人たちはもちろん、バリ島を訪れる世界中のヨギー(ヨガをやっている人)にも大人気のアイテムなのです。

「ルドラクシャ」の原料は、菩提樹の実の中にある種です。
それを身に着けると、心身を浄化し、健康をもたらし、幸運を引き寄せるパワーがあると信じられています。
また、提菩樹はその根元でお釈迦様が悟りを開いた聖木としても有名ですよね。

ミャンマーの御守り「パゴダの土」「ナット像」

ミャンマーでは、独自の文化や信仰が根付いていて、多種多様なお守りがあります。

まず、仏像や仏教のシンボルを身につけること。

そして、「パゴダ」という多層構造の神聖なる建造物から採取した、土や砂などを袋に入れて持ち歩くこと。

「ナット像」という、ミャンマー独特の精霊の、小さな像やカードを御守り代わりに持ち歩くこと。

「守護石」いわゆるパワーストーン。これは、生まれた日にちなんだものを選ぶのが一般的だそうです。

そして、これらは一度購入すると、変えることなく一生持ち続けます。

まとめ

以上、仏教の御守りについて紹介しました。

仏教の御守りは、その国や地域で独自のものがあり、それぞれに異なる意味や効果があります。しかし、どのお守りにも共通しているのは、祈願することで自分自身を守り、幸運や健康、安全などを願うということです。

信じる者は救われる
というか、その御守りを持っていることで、自分自身が大切にしたいと思っている願いや祈りを常々思い出し、忘れないことで身を引き締めるために身につけるのではないかな。
そんな気持ちになりました。

ほと子’s choice

なんと、世界の御守りが日本でも買えるのです!ほと子もびっくりしましたのでご紹介します。

 

プラクルアン 仏像 菩薩 タイのお守り ガラスカバー

4,000

 

 

ルドラクシャ ターコイズ ジェムストーン ビーズ

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