こんにちは、ほと子です。
前回の記事の続きになりますが、今回は実際に簡単レシピの精進料理を作ってみました。こんな時期だからこそ!カロリー補給に優れ、栄養バランスが非常に整った食事で身体の抵抗力を高め、自分で自分を労ってあげませんか?
基本は五味五色五法
「五味五色五法」とは、曹洞宗の開祖、道元が中国から持ち帰った思想が基本となっています。五味とは、「辛い・酸っぱい・甘い・苦い・塩辛い」の五つの味覚のこと。これに「淡い=素材を生かした味」を加えて六味ともいわれます。五色とは「青・黄・赤・白・黒」の五つの食彩、五法とは「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」の五つの調理法のことです。
これらの基本に則って、肉・魚・卵のほか、にんにくやねぎ、にら、たまねぎなどの香味野菜を避けて調理しましょう。香辛料も精進料理ではNGです。これは悟りを開くために取り除かなければならない煩悩を刺激してしまうからだそう。「淡い味」とあるように味付けを控えめにし、素材本来の味を生かすことも大切です。また、食材を無駄にすることなく皮や根、葉に至るまで活かしきることも、感謝していのちをいただく禅の教えに通じます。
おすすめの調理法
肉や魚などの動物系の食材を使用しない精進料理では、植物系食材を動物性料理に似せる調理法が工夫されています。
豆腐を揚げる「がんもどき」や野菜の「天ぷら」、豆腐を焼いた「きじ焼き」やなすを焼いた「しぎ焼き」などです。意外とよく目にするものだと思いませんか?これらの調理法は、野菜を用いながらも食べ応えのある料理に仕上がるのでおすすめです。
豆腐のきじ焼き
材料 木綿豆腐(半丁)、片栗粉(大さじ1)、醬油(大さじ1〜1.5)
①お豆腐を水切りして、食べやすい大きさに切り片栗粉を全体にまぶす
②少量の油を引いたフライパンでまんべんなく全面焼く
③焼き色がついたら、醬油をからめる
出来上がり〜♪
とても簡単で、かつ美味しかったです!
このレシピで使った、私の愛用している便利なキッチングッズも一緒にご紹介します。
【榛名の恵み(充填絹豆腐)300g10個】国内産大豆100%使用 消泡剤不使用
だしには注意!
精進料理では魚介系のだし、つまりかつお節などが使えないため、だしには昆布や干し椎茸が使われます。「精進だし」と呼ばれ、植物性のためさっぱりとした控えめなコクと甘味が特徴。大豆やかんぴょうのほか、野菜全般からも精進だしを取ることが可能ですよ。
覚えておいて下さいね。
寒暖差の激しい毎日ですが、春はすぐそこまで来ています。身体を労わりながら、みんなで頑張って乗り越えていきましょう♪