危篤のお見舞いのマナーは?お見舞いの言葉やお見舞い金はどうする?

親族が危篤になってしまった!そんなときはお見舞いのマナーなんかを考える時間がないかもしれません。

ですので、前もって危篤のときのお見舞いのマナーを知っておくのがよいです。

ここでは危篤のときのお見舞い金やお見舞いの品などについてのお見舞いのマナーを解説します。

危篤のお見舞いには何も持っていかないのが正解?

危篤 お見舞い
危篤のときに病院に駆けつけるときには、なにも持っていかないのが一般的のようです。

「危篤」とは、辞書には「病気が非常に重くて、今にも死にそうなこと。」であると書かれています。いつ亡くなられるかもわからない状態なのです。

そのような予断の許さない状態なのに花や見舞いの品を買って行ったらどうでしょう?「買う時間も惜しんで駆けつけないのか」「心配してないのか」「前々から準備していたのか」という風に受け取られる可能性があります。

ですので、まず一番大事なことは「なにをおいても駆けつけること」なのです。これは暗黙の常識のようなものなので覚えておきましょう。

お見舞い金を渡すのはよい?

お見舞いの品を渡すというのはNGでしたが、お見舞い金を渡すのであれば問題ありません

危篤の方の家族に渡すお見舞い金はあまり高額では気を使わせてしまうので、関係性で判断しましょう。

一般的に、親族、親戚は5000~10000円程度、知人や友人は3000~5000円程度、仕事の関係者は3000円というのが大体の相場です。この範囲内だとしても、「4、6、9」が入っている金額は縁起が良くないので避けておいたほうが良いです。

お見舞い金の渡し方のマナー

さらに、お見舞い金は新札で渡すのはやめたほうがいいです。これもお見舞い品と同じで、折れ目のない新札をわざわざ準備してきたという風に思われるからです。

また、封筒は白い封筒を利用するのがよいです。二重封筒は「繰り返し」を指すので失礼に当たりますので控えましょう。そして、その封筒の表には「お見舞」と「自分の名前」を書きます。

お見舞金を渡す時は、お返しは要らない事をはっきり言って下さい。ご家族の方はつらい思いをなさっているので、思いやりを持って接するのが情けというものです。

お見舞いのときの服装

服装は派手でなければ、普段着のままでもかまいません。とにかく心配で駆けつけるという心が大事なのです。

遠方から駆けつける場合は、万が一を考えて礼装を準備するのもよいと思います。

ただし、先方には持参せずに車内に置いておくとか、駅のコインロッカーに預けたり宅配便で送ったり、後から来る予定の家族や友人がいる場合はその時に持ってきてもらうようにお願いするなどしましょう。

お見舞いのときにかける言葉

お見舞い金を渡すときにはどのような言葉を伝えるのがよいでしょう。一般的よいと言われているのは下記の言葉です。

「皆さんのお身体もお大事に」
「何かできることがあればご連絡ください」

これらの言葉は遺族をいたわる言葉です。

お見舞いの言葉として避けたほうがよいもの

危篤患者の親族はかなりナーバスな心境にあるので、「気落ちしないように」 「しっかり」 「頑張って」 のような励ましの言葉は、遺族に無理をさせたり、勘違いとして受け取られることがあります。あまり言わないほうがいいです。

家族の置かれている事情を考慮し、お見舞い金を渡す際も手短に、相手を気遣う言葉をかけてあげてください。

さらに本人との対面を済ませたあとは容態などについて聞くのではなく、すぐに退出するのがよいです。

まとめ

危篤の方へのお見舞いの方法がわかっていただけましたでしょうか?

形式的なマナーを守ることも大事ですが、お相手を心配する心がもっと大切です。親族の方に対する心配りを忘れないようにしましょう。