外の寒さとお部屋の暖かさのギャップに「まだ冬」を感じる今日この頃。
こんにちは。ほと子です。
寒さからお家で過ごす時間が長くなりがちなこの時期は、家の中で何か新しいことを始めたくなる方も多いと思います。料理やハンドメイドなどもいいけれど、読経はいかがでしょうか?
実は「お経を読む」ということは、心をリラックスさせたり、生活習慣病を予防したりする効果があるといわれています。
今回は、お経の魅力をお届けします。「お経を読むことの意味がよくわからない」「仏壇はあるけど、しっかりとお世話できていない」という方もぜひ読んでみてください!
お経って何?

お経とは、仏教の教えやお釈迦様の言葉をまとめたものです。「経典」や「仏典」とも呼ばれ、お経を読むことを「読経(どきょう、どっきょう)」といいます。
お釈迦様は84,000にも及ぶ教えを説いたとされ、それをまとめたお経にも数え切れないほどの種類があります。漢字がびっしり並んでいるイメージが強いですが、実際には短いものから長いものまでさまざまです。
お経の本質は、私たちに生きる知恵を伝えること。お経は仏教が始まったおよそ2,600年前に生まれたといわれ、お経を通してお釈迦様の教えが現代まで語り継がれています。
お経って実はいいことだらけ!

「お経ってなんだか難しそう」「よくわからないし、自分には関係ないかも」と思っていませんか? お経を読むということは、思っているよりずっとシンプルで、心や体にいい影響をもたらしてくれます。
お経を読むことには、大きく分けて2つのメリットがあります。ひとつは、心を落ち着けたり、リラックスしたりできること。もうひとつは、体が健康になる効果が期待できるということです。どうしてリラックスにつながるのか、続けて少しお話しますね。
心のリラックス効果
1つ目は、心のリラックス効果。お経を声に出して読むと、一定のリズムが生まれます。このリズムが気持ちを落ち着かせるのに役立つんです。マインドフルネスや瞑想と同じように、お経を読む時間も「今ここに集中する」時間になります。
また、お仏壇の前でお経を読んでいると、ふと家族や大切な人のことを思い出すことがあるかもしれません。普段忙しく過ごしていると、なかなかそういう時間を取ることができませんよね。お経を読むことで、大切な人とのつながりを感じられそうですね。
体の健康効果
2つ目は、体の健康効果。お経を読むときに、自然と呼吸が深くなります。副交感神経が優位に働きリラックス効果が生まれ、気持ちだけでなく体の緊張もやわらげてくれるんです。さらに読経を行うことでセロトニンという脳内物質が分泌されます。セロトニンはうつ病や睡眠によい影響があることが証明されているうえに、高血圧や糖尿病を予防する効果も期待できます。
また、読経で口を動かすことで、口腔内が健やかに保たれる効果も。食べる、飲みこむなど口の機能が元気なら、健康で長く過ごせそうですね。
読経を始めるときのポイント

いいことばかりの読経ですが、例えば「お経を読むのはちょっとハードルが高い」と思う方でも、気軽に始められる方法をいくつかご紹介します。
簡単な経典からスタート
初心者におすすめなのが、般若心経や延命十句観音経(えんめいじっくかんのんぎょう)のような短いお経。般若心経は260文字程度、延命十句観音経は10句で構成されているため、音読するだけなら5分もかかりません。短いものから始めて、少しずつ慣れていくのもいいですよね。
仏壇がない場合でもOK!
自宅に仏壇がなくても、静かな場所でお経を読むだけで十分です。最近ではスマホでお経を聴けるアプリや動画もあるので、それらを活用してみるのもいいですね。お気に入りの経典をひとつ見つけて、それを繰り返し読むだけでも心のリラックスにつながります。
お経ショートタイムを日常に入れてみる
お経を読む時間を作るのは難しそう……と思う方もいるかもしれませんが、そんなに構えなくて大丈夫!朝の5分、夜寝る前の3分、短い時間でいいんです。リズムを意識しながら声に出すと、それだけで心が落ち着きますよ。
お経を読む姿勢

お経を読むとき、「正しい姿勢でなければいけないの?」と気になる方もいるかもしれません。無理なく続けられるといいですよね。ここでは、お経を読むときの基本的な姿勢についてご紹介します。
正座
法要など正式な読経の場では、正座が基本とされています。仏壇の前で手を合わせ、背筋を伸ばして座ると、自然と気持ちが整い、お経に集中しやすくなります。正座には、気持ちを引き締める効果もあるので、短い時間なら試してみるのもおすすめです。
また、座禅のようにあぐらをかいても大丈夫。無理なく心地よく座ることで、よりお経に集中しやすくなります。
椅子
「正座が苦手」「足がしびれてしまう」そんな方は、無理をせず椅子に座っても大丈夫です。大切なのは、心を込めてお経を読むこと。
椅子に座る場合は、背もたれに寄りかかりすぎず、背筋を軽く伸ばして座ると、心が落ち着きやすくなります。また、足を組まず、両足をしっかり床につけると安定感が増し、集中しやすくなります。
背筋を伸ばす
どんな姿勢で読経するにしても、意識したいのは「背筋を伸ばすこと」。背筋を軽く伸ばすことで呼吸が整い、声が出しやすくなります。深い呼吸を意識すると、気持ちもリラックスし、より落ち着いた気分でお経を読めます。
まとめ
お経を読むことは、特別な知識や準備がなくても気軽に始められます。声を出してリズムを感じることが心身にリラックス効果をもたらし、家族や大切な人とのつながりを思い出すことができそうです。
もうすぐ春、だけどまだ寒い日々のひとときに、温かいお部屋でゆっくりとお経を読んでみませんか?ほんの少しの時間が、心を落ち着かせてくれるかもしれません。うまく発声できないときは、動画や音声を流しながら一緒に唱えてみるのもおすすめです。
お経を通じて、ほっと一息つける時間を楽しんでくださいね!
最後に、以前写経に関する記事も紹介してりますのでよければご覧ください。
https://www.hotoke.click/shakyo/
ほと子’s choice
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参照サイト
https://column.sososhiki.jp/jitakuso/article/okixyou-tonaesuimi-kouka/
https://hicbc.com/tv/genki/archive/160814/
https://higan.net/now/2018/09/heart_sutra_smart/
https://zenzine.jp/calm/chanting/871/
https://himejisan.com/dokyoushinsokushin/
https://www.tmghig.jp/research/info/cms_upload/7da8d3cc07f3772710584e7c08f4fda5.pdf